2014年6月29日日曜日

「東の太陽、西の新月 山田邦紀 坂本俊夫著」(現代書館)を読んで

日本とトルコはとても仲が良い国です。

その原因のひとつが「エルトゥールル号事件」です。

最近はテレビなどで放送されることがありますので、少しずつ知られてきた事件です。

1890年におきた事件がこのエルトゥールル号事件です。

トルコからの親善使節を乗せた軍艦「エルトゥールル号」が、熊野灘で台風に遭遇し沈没。

600人近い犠牲者を出したのでした。

その遭難の中、生き残った人たちを助けたのが、紀伊大島の村人たちだったのです。

それほど裕福ではなかった大島の方たちは、自分たちの衣服や食料を提供したそうです。

非常食も提供したそうです。

そして傷ついた方たちへの献身的な介護などで懸命に救助活動を行ないました。

またなくなった方は、手厚く埋葬したのだそうです。

この物語は、生き残ったトルコの乗組員の方々が、トルコ国内で語られたそうです。

トルコの親日ぶりは、ここが原点なのかもしれません。

後にイランイラク戦争では、日本人を助けるためにトルコが飛行機を飛ばしてくれました。

この飛行機でイラン国内に取り残された多くの日本人が助けられたのです。

外交というのは、いろんな国益が絡みますが、本当に重要なのは打算のない
国民同士の助け合いや交流なのではないでしょうか?

そんなことを考えさせられる、とても良い本です。

エルトゥールル号事件をご存じない方は、ぜひ一読をおすすめします。

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